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元カノが未だに忘れられない☆完結編



結局オレは友里さんと会うことになった。段取りは元カノがメールでしてくれた。
本来ならオレが勝手に友里さんを誘い、内緒で浮気する。元カノの望む浮気は本来そうなはずだ。
しかしその時は元カノが段取りをした。オレが友里さんの連絡先を知らなかった、というのもあるかも知れない。
一回めはともかく、その後隠れてオレに浮気して欲しいのかも知れない。
オレはそんなことを考えて勝手に納得した。
それは大きな大きな、本当に大きな間違いだった。後々それを知ることになるのだが、オレは呑気に車でホテルに向かった。
新宿の有名ホテルのロビーでオレは一人待っていた。普段行き慣れない場所にソワソワしていた。
土曜昼間の有名ホテルのロビーにはいろいろな人がいる。外国人、年寄り、ビジネスマン、子どもたち…。
冬に成りかけの季節で、オレはパーカーにジーンズという居場所のない格好で友里さんを待った。
コーヒーを飲んでいると、友里さんは現れた。
真っ白なコートにミニスカートだった。とても清楚で、可愛らしい。
普段カップル喫茶で会う彼女とは全く違う印象を持った。
可愛らしい笑顔を浮かべ「ごめんね。待たせちゃったね」といつもどおりの小さな声ではにかんだ。
おれは一瞬ドキッとしたのを覚えている。この人はこんなに清楚で美しいのに、一晩に何人もの男に抱かれる女性なのだ。
今日もセクロスをするために、オレの目の前に現れたのだ。
そんな事を思いながら、オレはホテルにチェックインした。
キレイな広い部屋だった。東京の街が一望できた。
友里さんが「キレイ。。すごい景色」と独り言のように窓に向かってつぶやいた。
オレは友里さんを抱きしめた。友里さんは全く抵抗せず、静かにオレの腕の中にいた。
「今日はありがとう。彼女の変なお願い聞いてもらっちゃって・・・」
「ううん。いいの。あなたとはあそこ以外で会ってみたかったから」
彼女の言葉はオレの心にやたら響いた。なにより友里さんの目は優しかった。オレは何だか泣きそうになった。
シャワーを浴び、オレたちはセクロスをした。静かな、ゆっくりした、言葉にならないセクロスだった。
言葉攻めもなく、なにかしらのプレイもなく、激しい行為もない。
二人とも殆ど何も話さなかった。
それでもオレのちnぽは激しく勃起し、何度も彼女を貫いた。
彼女は逝く時に少しお漏らしをする。この日もそうだった。「これだけは恥ずかしくて」と彼女は逝く度に言った。
何度か友里さんを逝かせ、そろそろオレも逝こうかと気持ちを切り替えた時、友里さんはオレに言う。
「ゴムを外して、中に出して」と。
オレはそれはできないよ、と言った。彼にも悪いし、元カノにも悪いし、なにより友里さんに良くない。
「クスリ飲んでるから大丈夫」と友里さんは言った。そういう事じゃなくて、とオレは言った。
「あなたの彼女と、私の彼氏の要望なの。そして私もあなたに中に出して欲しい」
オレは驚いたが、声にも顔にも出さなかった。だがいろんな気持ちが頭の中を過った。
色々な事を思いつつ、オレは友里さんのおまnこの奥にたっぷりと射精した。
正直に言うと、本当に気持ちよかった。今でもあの時の中出しの感覚が残っている。信じられないくらい興奮した。今も忘れられない。
友里さんからメールアドレスと電話番号を渡された。いつでも連絡ちょうだいね、といつもの小さな声で言われた。
「友里さんの彼氏も、オレと会ってることは喜んでるの?」と聞いた。
「あの人は別にそういうの興味ないんじゃないかな」と友里さんは無表情で言った。
オレは返す言葉がなく、黙っていた。彼女の寂しい心が透けてみえてしまった。
「また連絡します」とオレは告げ、友里さんにそっとキスをした。友里さんはオレを抱きしめ、薄い唇をいつまでもオレの唇に当て続けていた。
「また連絡します」もう一度そう伝え、オレは部屋を出た。
部屋に帰り、元カノに報告した。
元カノは「彼女、やっぱり素敵だったでしょう?」と言ってきた。
オレは「うん」と小さく答えた。元カノからはそれだけだった。その晩、セクロスも求めて来なかった。
オレもその日は何故か元カノを抱きたいと思えなかった。
二人で普通に眠り、翌日またカップル喫茶に行き、いつもどおり盛り上がった。
カップル喫茶から戻ってきてからも、友里さんの事は聞かれなかった。オレはもう考えるのをやめていた。
「友里さんとまた会ってね」とだけ、眠る直前に言われた。オレは「うん」とまた小さく答えただけだった。
それからオレは友里さんにハマった。毎晩抱きたいと思うようになっていた。
元カノの事は今まで通り、いや、今まで以上に固執している気持ちはあったのに、頭の何処かで友里さんを求めた。
元カノは見透かしたように「友里さんが欲しい?」とセクロスの時に何度も聞いてきた。
オレは素直に「欲しい。友里さん。友里さんが欲しい」と何度も言った。
元カノはその言葉に合わせておまnこを振った。下品に振った。そしてオレの精液を膣の中にたっぷりと受けた。
元カノはちnぽを抜き、おまnこから流れ出る精液を指で遊びながら「もうカップル喫茶は行かないからね」と言った。
オレは元カノの言いつけを守り、カップル喫茶通いをやめた。
元カノだけを抱いた。友里さんに会いたい気持ちは抑えた。カップル喫茶での興奮も過去のものとした。
要するにオレは我慢していた。だが
「はやく友里さんにまた会って」「友里さんにたっぷり出してきて」と毎晩のように元カノに求められた。
オレは耐えられなかった。単純に耐えられなかった。二週間も持たず、オレは友里さんに連絡した。
友里さんからすぐにOKの返事。オレは興奮した。友里さんに会えること、おまnこに入れられること、キス出来ること。
オレは元カノに話さず、その日友里さんに会いに行った。
その日、オレと友里さんはまた静かなセクロスをし、どちらが言い出すわけでもなくホテルに一泊した。
友里さんを抱き、少し眠り、また抱いた。友里さんの天然に近いパイパンを何十分も舐めた。
友里さんはエロい言葉も言わない。激しい動きもしない。特にいやらしい下着も身に付けない。だがオレはハマった。
元カノとは違う何かを持っていて、オレは激しくそれに魅了された。それが何だかは分からなかった。
カップル喫茶では気付かなかった。でも今オレは友里さんに溺れている。オレはこの人の何処も、何も見ていなかったんだろう。
ホテルをチェックアウトすると「私のうちにくる?」と友里さんに誘われた。オレは喜んで彼女を車にのせた。
友里さんは1Kのアパートに住んでいた。キレイとは言い難い建物だった。
部屋は小奇麗だが、何もなかった。整頓され、無駄なものは何もない。友里さんが小さなテレビを付けながら
「抱いて」と言った。オレは言われるがままに抱いた。
もう彼女を抱かない事が考えられなくなっていた。
家に帰り、元カノに少し話した。最初に抱いた時同様、反応は薄かった。何もせず眠った。
次の日。朝起きると元カノはいなかった。オレは何も聞いていなかったので少し慌てた。だが、悪いことは起きないだろうと思っていた。
帰ってきたのは23時過ぎだった。12月の頭だったのを覚えている。
帰ってきて早々、コートも脱がずにベッドルームに呼ばれ、オレはフェラチオされた。
オレはその時初めて「なにかあったんだな」と気づいた。
オレは何も聞かず、そのまま元カノを抱いた。帰ってきたばかりの姿を抱くのは久しぶりだった。
一枚一枚ゆっくりと脱がせ、セクロス用のエロ下着ではないパンティの上からおまnこを撫でる。
激しく音を立ててキスをし、お互いの舌を絡ませる。
何百回もやってきた行為だったが、まるで生まれて初めてするみたいに僕らは興奮していた。
気持ちと体をスローダウンするかのように、静かなキスに変わる。
元カノはオレのちnぽを指で包み、時々動かす。激しくないゆっくりとした動き。キスに合わせてゆっくりと動かす。
外気をまだ含んだ冷たい彼女の指先が、オレのちnぽをそっと包む。元カノの手の中で脈打つ。
オレたちは何も話さず、ひたすらキスを繰り返し、そのままベッドにゆっくりと倒れこんだ。
お互いの手を絡ませ、僕らはスローモーション再生されているかのようなセクロスをする。
元カノの真っ白でキレイな肌。滑らかなさわり心地のおっぱい。美しく浮き出た鎖骨。
オレが浮気で彼女を傷つけなければ、彼女自身ここまでキレイになれたかは分からない。
オレはどこまでもゆっくりと、全身を指と舌で愛撫する。そういえば彼女を初めて抱いた日はもっとお互いぎこちなかったな。
思い出して少しにやけてしまう。元カノはそんなオレをずっとみながら、小さなあえぎ声をだしている。
ゆっくりと、丹念に、一時間以上元カノの体を愛撫した。こんなの付き合った頃以来じゃないだろうか。
充分に濡れたおまnこに挿入する。膣の入口で勿体ぶるように。亀頭部分だけを出し入れしたり、クリトリスに当ててみたりする。
少しふざけてみえたのだろう。元カノは僕に向かって半分笑い、半分ふてくされた表情をしてみせる。
「ちょうだい」と元カノは言う。オレは返事をせず、膣の入口に亀頭部分をこすり続ける。元カノが笑う。俺も笑う。
徐々に奥まで挿入し、彼女を抱きしめたまま腰を動かす。元カノの声が大きくなる。顔をあげ、元カノの顔みながら腰を振る。
元カノはリラックスし、いつものクセ、オレの唇に指先を這わせる。オレはこの仕草が好きだ。オレはその指先に時々キスをしながら、動きは止めない。
まるで普通のセクロス。端からみればそうかも知れない。ただのセクロス。ありがちなセクロス。
オレたちはリラックスし、お互いを感じあう。オレたちが一緒にいる理由を確かめ合う。彼女の指先に時々キスをする。
ゆっくりとしたストロークに変え、彼女の唇にオレの指先を当てる。元カノが舌でいたずらっぽく舐める。オレは笑う。元カノも笑う。
深いゆるい腰のストロークを、激しいものに切り替える。元カノの声が大きくなる。オレは「愛してる」という。元カノも「私も愛してる」と躊躇なく言う。
オレは激しい腰のストロークを維持できず、敢なく射精する。
その日オレは元カノを逝かせる事は出来なかった。だが二人とも満足していた。シャワーも浴びず、手を握り合う。お互いの胸元や顔にキスをしあう。
抱きしめる。お互いの指の動きを敏感に感じとる。髪を撫でる。顔に触れる。体のラインに沿うように指を這わせる。
満たされる心と体。なんてことのない、当たり前の普通に愛しあう姿。キスをする。舌を絡めず、唇の感触をお互い長い時間感じあう。
見つめ合う。キスをする。撫でる。手を握る。繰り返す。繰り返す。繰り返す。

終わりが来ないような時間を終わらせたのは、元カノの言葉だった。
「私、好きな人ができたの」
オレは驚かなかった。オレはそのまま彼女をみつめる。キスをする。撫でる。手を握る。
10個以上も年下の男性の話を元カノは始めた。女友達の彼氏の友人だと言う。
ここ数ヶ月何度もデートを繰り返していたこと、ついさっき初めてのキスをしたこと、オレと同棲していることを伝えたこと、年内で同棲を解消する約束を彼としたこと。
オレたちはベッドの中、裸のままでそんな話をしていた。思えば大切な話は全てこのベッドの中だったな、などとふと思う。
オレは「生活力は大丈夫なの?君も彼も」などと父親のような間抜けな質問をしてみたり,
「彼は君とホントに本気なの?若いから捨てられるんじゃないのか?」と妙な気遣いをしたりしていた。
元カノは「お金は正直心配」「確かにw捨てられる可能性は高いよね。私ももう30超えちゃったしw」などと素直に答える。
だが「彼がとにかく好き」という元カノの言葉と、その気持ちがにじみ出ている幾つかの話をしてくれた。
オレは胸が張り裂けそうだった。でも全て聞くべきだと思った。なにより、彼女が彼の話をする時の、10代の無邪気な女の子のような笑顔をただ見ていたかった。
オレの力では、その笑顔を君にしてもらうことはもう出来ない。いや、もう何年も出来ていなかった。本当に久しぶりにみる、彼女の本当の笑顔だった。
オレは腕枕しながら、少女のように彼の話をし続ける元カノを見ていた。オレは時折ふざけたり茶化したりもした。
朝方までそんな話を聞き続け、裸のまま二人で眠った。眠る前にもう一度「愛してるよ」と言った。
元カノは「私も」と言ってキスをしてくれた。
バカなオレにも唯一分かったこと。そのお互いの言葉にウソはない。そう思いながら、小さな姉弟のように、抱きしめあって眠った。
数日後、オレは喫茶店で友里さんと会っていた。
事の顛末を伝え、あと数日で同棲も解消し、長い二人の関係が終わる事を伝えた。
オレはただ話したかった。誰かに話したかった。しかし、友人や仕事仲間、知り合いには話せなかった。
性癖のことが大きく絡むし、なにより元カノを「好奇の目」で見られるのだけは避けたかった。
きっと普通の人たちは、分かったような顔で聞き、うんうん頷いて、オレを慰めてくれるのかも知れない。
だが頭の中で元カノを「3Pした女」扱いするのだ。簡単にやらせる女と思うのかも知れない。
仕方のない事でもある。彼らは普通だ。僕や元カノは普通じゃない。一般的にはそれで片付く。

オレは友里さんに、淡々とこれまでの数年間を話した。聞いてもらえているのかも分からない。オレは独り言のようにずっと話し続けた。
数日後、オレは喫茶店で友里さんと会っていた。
事の顛末を伝え、あと数日で同棲も解消し、長い二人の関係が終わる事を伝えた。
オレはただ話したかった。誰かに話したかった。しかし、友人や仕事仲間、知り合いには話せなかった。
性癖のことが大きく絡むし、なにより元カノを「好奇の目」で見られるのだけは避けたかった。
きっと普通の人たちは、分かったような顔で聞き、うんうん頷いて、オレを慰めてくれるのかも知れない。
だが頭の中で元カノを「3Pした女」扱いするのだ。簡単にやらせる女と思うのかも知れない。
仕方のない事でもある。彼らは普通だ。僕や元カノは普通じゃない。一般的にはそれで片付く。

オレは友里さんに、淡々とこれまでの数年間を話した。聞いてもらえているのかも分からない。オレは独り言のようにずっと話し続けた。
我慢強くオレの話を聞き終えたあと「全部知ってました」と、友里さんは事も無げに言った。
「あの娘を貴方から開放したのは、私みたいなものだから」と続けた。
友里さんは、元カノとオレが思っていた以上に仲が良かったようだ。仕事帰りにも実はよく会っていたらしい。
元カノに好きな人ができた時も、元カノはまず友里さんに報告していたと言う。よって友里さんはオレと元カノの関係をホントによく分かっていた。
そんな中オレは友里さんを抱いた。抱いた日の夜、元カノにオレと別れることを薦めるメールを送り、数日後直接会って話もしていたらしい。
オレはそれらを聞いて何かを友里さんに言っていたが、友里さんの耳には届かなかったし、オレ自身も覚えていない。
オレは友里さんを見る。友里さんは手元のマグカップを指先でいじっている。
「私の彼はね。私に興味がないの」
「他の女と寝たいから、私を使ってカップル喫茶に行ってるだけなの」
「可哀想でしょう私」
「でもね。私も彼には興味がないの」
「何も無くなるのは怖いだけなの。だから彼といるだけ」
「あなた達は傷つけあってる。そうやって愛し合ってると思う」
「私たちみたいになっちゃダメだし、どちらかが壊れるのもダメ。だから別れたほうがいいと思った」
「私たちは壊れてるもの。あなた達は、そうならないで」
オレは友里さんの言葉は正しいと直感的に思った。友里さんはマグカップから指を離し、僕の頬に手を当てる。
「あなたに抱かれると、あなたの寂しい気持ちが何もない私に沢山入ってくる。私はあなたを満たしたいと思う。それで私が満たされていくのも感じるの」
「今日は特に寒いね。ホントは今すぐあなたに抱かれたい。あなたを抱きしめたい。私の体が求めてるのをすごく感じる。たぶん今びしょびしょだと思う。
でも、あなたとはもうセクロスしない。あなたは同じ間違いをする。私はそれでもいい。それくらいホントはあなたがほしい」

小さな声で、だが周りにも聞き取れるくらいハッキリと、何度か「今すぐ抱かれたい」と友里さんは言った。
正直オレも同じことを思っていた。友里さんに包まれたかった。
「あなたが好き。ホントよw」
そういって友里さんは笑いながら席を立つ。
「さよなら」
友里さんはそのままオレの前から立ち去った。
それが友里さんとの最後だった。
クリスマスの夜、オレは引越しの準備を一人進めていた。ダンボールに本やCDを詰め込み、
「元カノに置いていくもの」「自分が持っていくもの」の判断しかねるモノたちを部屋に並べて眺めたりしていた。
元カノは同棲してから、初めてその日家に帰って来なかった。
オレは誰もいない部屋で一人オナニーした。情けない思いは駆け巡る。が、今まさに他の男に抱かれているであろう元カノを思ってオナニーした。

愛をもって、今元カノは抱かれている。

そう思うと興奮した。同時に虚しさも強烈に襲ってくる。オレは部屋に無造作に干された元カノの下着をみながら射精した。
大晦日。キレイに片付いた部屋で元カノとビールを飲む。
「今年もお世話になりました」「来年もよろしく?なのかな??」と言い合い笑う。
紅白と格闘技番組をザッピングしながら、ソファに並んで座る。
電気を消し、テレビの光だけが部屋に反射する。オレたちは長いキスをする。
あの日以来、彼女の洋服を脱がせる。元カノも抵抗しない。
耳を愛撫しながら「もう抱かれたんだろう?沢山抱かれたんだろう?」といつものように聞く。
元カノは「うん。クリスマスから毎日彼に抱かれてるよ」と目を閉じて言う。
オレはオナニーしていたクリスマスの自分を思い出す。
「今日もさっきまで彼に抱かれてたよ」と挑発的に元カノが僕に言う。
上半身を裸にし、ミニスカートの中に手を入れる。元カノの指はオレの勃起したちnぽをいつものように刺激する。
元カノの胸をさわさわと撫で、乳首にほんの少し舌を当てる。
元カノの顔が苦痛に歪む。が、オレに気付かれないようにしている。
おれは「?」と思ったが、様子を見る。指先をパンティの脇から差し込み、クリトリスのあたりを用心深くそっと撫でてみる。
するとやはり苦痛の表情を浮かべる。オレは手を止め「どうしたの?いたい?それとも嫌なの?」と聞く。
「彼があんまり上手じゃないから。。いつも強すぎて痛くって。彼には言えないんだけどね」と元カノは申し訳なさそうに言う。
「だから今日は私がしてあげるね」「1君の気持いいとこ、ぜんぶ可愛がってあげる」と優しくつぶやく元カノ。
だがオレは気づくと泣いていた。元カノの胸に顔をうずめ嗚咽に近い泣き方をした。しゃくりあげて肩を揺らして泣いた。
元カノはそんなオレに驚き「ごめんね。ごめんね」と何度も言う。いや、君は何も悪くない。なぜいつもオレを気遣って謝る?だって悪いのは全部オレじゃないか。

悪いのは全部、オレじゃないか。
しばらくして落ち着きを取り戻したが、オレは元カノの胸の上に、赤子のようにへばりついていた。
オレは「お前を失いたくない」と今更言う。
元カノは黙っている。「お前と結婚したい」と今更言う。ああ、本当に格好悪い。
友里さんが頭の中で嘲笑に近い表情で現れ「いい加減諦めなさい」と小さな声でオレに言う。
オレは言う。「お前と別れるなんて考えられない。愛してる。本当なんだ」
「本当に情けない男」と頭の中の友里さんが僕に言う。
でもね友里さん、人を愛するってこんなもんなんじゃないのかな。情けなくてバカで格好悪い。
「オレを捨てないでくれ」
叶わない事を言葉にして、オレはいつまでも元カノを困らせる。
「今日が最後だから。1をいっぱい感じさせて。私の体にいっぱいちょうだい」
オレは情けない言葉を吐くのを止め、元カノに言われるがまま何も考えず抱いた。挿入すると彼女は少し痛がり、だが腰をくねくねと振った。
「もう抱けないのよ?だからもっともっといっぱいちょうだい」「彼の方が大きいの。もっと奥まで入れてくれるの」
「今日は彼も中に出してくれたの。あなたの精液もかけて」「彼には今日抱かれてるの内緒なの。それにすごく興奮してるやりまんなの」
数々の元カノの言葉にオレは興奮した。他の人に彼女の愛情が向いている。それが一番なによりも興奮した。
だが長い長い付き合いは元カノの全てが分かるといって過言はない。いま元カノは痛みに耐えている。それでもいいと思って抱いた。
だがやはりオレはそれ以上出来なかった。ゆっくりと抜き「いたいんだろ?」という。元カノはエロモードからハッと我に返り、子どものように「うん」と言った。

それがオレたちの最後のセクロス。
歳が明け、裸のまま「あけましておめでとう」とお互いに言う。
オレは服を着て、元カノに最後のキスをし、「さよなら。帰るよ」と言う。元カノは「今日は泊まってってもいいよ」という。
「いや、帰る。今までありがとう」と格好をつける。玄関まで送ってくれる。最後はキスではなくハグ。玄関を出て,ドアを閉じる。カチッと鍵の閉まる音。
元旦の街を車で流し、新しい空っぽの部屋に向かう。友里さんが頭の中で僕に言う。
「好きな人を、愛している人を、大切にするのよ」
オレは車の中で「うん」と声にして言った。
(終わり)

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